Redmine を自鯖にインストールしてみた!

カテゴリー │サーバー

こんにちは、たかしーです。

先日、↓こちらの記事で書いたRedmine GitLabインストールの失敗談...


この後、やり方を変えてRedmineインストールに再チャレンジしました。

Redmine を自鯖にインストールしてみた!


家で動かしているサーバーは、仮想マシンで動作させています。
今までは、VMにUbuntuを入れた仮想サーバー一台で動かしていたのですが、今回新たに、CentOS7を入れたサーバーを追加しました。
この二つを、自宅のLAN経由で互いに通信できるようにします。

Redmine を自鯖にインストールしてみた!

この状態で、今回新しく追加したCentOS7の入っているサーバーに、Redmineをインストールします。

前回は、ほかのWebサーバーソフトが動いているUbuntuのサーバーに入れようとして環境を壊してしまいましたが、
今回はほぼまっさらなOSにインストールするので、心置きなく作業できます。

Redmineの入れ方はほぼ公式ページの方法で行けます。

ただし、Passengerのパスが、ドキュメントでは
/usr/local/lib/ruby/gems/2.2.0/gems/passenger-5.0.21/
となっていますが、僕のCentOS7の環境では
/usr/local/share/gems/gems/passenger-5.0.29/
となっていましたので、ここは注意が必要になりそうです。(Passengerのパスが違うと、Redmineが動作せずハマります(;´∀`))

あとは公式のドキュメントに従ってApacheを設定すれば動作するようになります。

さて、僕の家に来ているインターネット回線はあくまで一般的なものでして、使用できるグローバルIPは一つだけです。
このままでは二つのサーバーを一度にインターネットに公開することはできません。

そこで、今回はさらに、リバースプロキシも実装することにしました。

みなさんの中で、"プロキシサーバ"という名前を聞いた方はいらっしゃるかと思います。
プロキシサーバとは、自分のネットワーク内にあるコンピューターの代わりにWebアクセスを代行するサーバーのことです。
詳しくは省略しますが、プロキシを利用することで、ネットワーク内のコンピューターを直接インターネットに接続させないようにすることができるため、セキュリティの向上などに利用されたりします。

一方、リバースプロキシはこの逆の役割を担う仕組みです。
詳しく言うと、自分のネットワーク外、つまりはインターネットから自分のネットワークにアクセスがあったときにWebサーバーの代わりに応答してくれるサーバーのことです。

これがあると何がいいかというと、同じグローバルIPへの通信であっても、さまざまな条件に応じて、自分のネットワーク内の特定のWebサーバーに通信を振り分けることができるようになります。

例えば、a.example.comというドメイン宛にアクセスが来たら、サーバー1にアクセス、 b.example.comというドメイン宛にアクセスが来たら、サーバー2にアクセス というようにすることができます。

Redmine を自鯖にインストールしてみた!

この仕組みであれば、グローバルIPが一つしかなくても、複数のWebサーバーを同時にインターネットに公開することが可能になるわけです。

今回は、WebSocket(Web上でリアルタイム通信を行うことができるプロトコル)を扱うことができるnginxというWebサーバーソフトをリバースプロキシとして用いました。

nginxのリバースプロキシの設定についてはこのあたりが参考になりました。
(上のサイトではキャッシュ機能をお勧めされてますが、僕の環境では表示がおかしくなってしまったので、無効にしたほうがいいかもしれません;)

リバースプロキシの設定ができたら、あとはルーターのポートフォワーディングの設定の80番ポートをリバースプロキシの動いているサーバーに向けてやれば完了です。


早速アクセスしてみると...
Redmine を自鯖にインストールしてみた!

遂に、自分のサーバーでRedmineが動作しました!\(^o^)/ヤッタネ

早速いろいろと触っていますが、有料サービスに引けをとらないタスク管理機能が充実していて、なかなかいい感じです。
うまく使えば作業が捗りそうな気がしますw

自分のサーバーにインストールできれば、全部の機能が無料で使えるので、個人や学校等でタスク管理したい方にもおすすめです。
ぜひ試してみてくださいね。


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